@article{oai:rissho.repo.nii.ac.jp:00002997, author = {小島, 健 and Kojima, Takeshi}, issue = {1/2}, journal = {経済学季報}, month = {Dec}, note = {第一次世界大戦後のヨーロッパでは,クーデンホーフ=カレルギー伯爵によるパン・ヨーロッパ運動など欧州統合(建設)の構想が相次いで発表された.本稿の目的は,戦後経済の困難のなかで登場してきた欧州統合構想の背景とその具体的内容を把握するとともに,それが運動としてどのように政治に影響を与え,第二次世界大戦後に連続する側面を持ったかを考察することにある.そこで,本稿ではパン・ヨーロッパ運動の展開について辿るとともに,統合論者が注目した当時の国際カルテルについて検討する.次に,この問題が最初に国際的に注目された1927年のジュネーヴ国際経済会議での議論の分析を通して,国際カルテルを国際連盟の管理下におきそれを通じて欧州統合を実現しようとしたフランスの有力政治家ルシュールの構想を明らかにする.最後に,国際連盟の枠内で欧州連合を形成することを提案したフランス外相ブリアンの提案について,その内容とその後の経緯を辿ることによって,戦間期における欧州統合論の特徴とそれが挫折せざるを得なかった要因および第二次世界大戦後に与えた影響について考察する.}, pages = {25--62}, title = {戦間期における欧州統合構想}, volume = {56}, year = {2006} }